弦のテンションを支えるトレモロスプリングが音に及ぼす影響に着目し、独自の理論に基づく専用スプリングを開発。スプリングも弦振動の倍音構成を築く重要なファクターであり、特にボディーに弦振動を伝える支点の少ないフローティングトレモロにおいては、スプリングの数を増やし、その基盤を強固にする事で音像は太く変化します。またトレモロユニットの安定度が増す効果も見逃せません。
しかし、単純にスプリングの数を増やすと、フローティングが不可能になったり、アップ時にスプリングが縮みきって外れる等のトラブルが起こります。Custom
Labではソフトでしなやかなスプリングを開発し、それらの問題を解決しました。現在、2種類がラインアップしています。
Type-1
Type-2(ハイミッドの音域強化)
FAQコーナーはこちら |
 |
・平均的なセッティングのギターに4〜5本張る事を前提に設計しています。好みに応じて加減してください。
・他のスプリングとの併用も可能です。フローティングセッティングや音質の調整用としても有効です。
・ノンフローティング・セッティングのトレモロにも効果があります。

TREMOLO TONE SPRINGS Type-1 (5本セット)
標準小売価格 2,625 yen(税込)

TREMOLO TONE SPRINGS Type-2 (5本セット)
標準小売価格 2,625 yen(税込)
 |
線径とスプリング外径を太くする事で、しなやかさを保ちつつ、ハイミッドの音域強化を実現。若干張りが強く設計され、Type-2のみでのセッティングはもちろん、従来のトーンスプリングとのコンビネーションにより、音色やトレモロタッチのコントロールも可能です。
(右がType-2) |
注 意 
・スプリングは1本ずつ交換するか、弦をゆるめてから交換してください。
・製品の性質上、鋭利な箇所があります。取り扱いには十分ご注意ください。
・アンプのセッティング、音量等によっては音質的に効果がわかりにくい場合があります。
・ギターのトレモロ以外の用途に使用しないでください。
スプリングとアームテンションの関係とトーンスプリング開発秘話
引きバネ(トレモロ用のスプリングのほとんどは引きバネです)のバネ力は、伸ばし具合によって違います。縮んだ状態から伸ばす時が最もやわらかく、ある程度伸びると少し硬くなります。ギターのトレモロにおいてはスプリングが少しだけ伸びた状態(ほぼ縮んだ状態)であれば、アームの使い始めは非常にやわらかくなります。これは、チョーキング時や押弦時に指が感じるテンションもやわらかいという事です。ただし、縮んだ状態を作るには、スプリングを数多く張る必要があり、そうすると、アームを大きく動かすときには硬いという事になります。その一方、ほぼ縮んだ状態は、バネ力としては不安定なのも事実です。
これらの使い心地は好みの部分でもあるので、正解はありません。それ故にスプリング選びやセッティングの迷宮に入り込んでしまっている人は、アマ・プロ問わず多いはずです。
実は、Custom Lab Tremolo Tone Springsの生い立ちは、セッティングに迷い、困っているミュージシャンのために、バネ力の違う追加調整用スプリングの開発をした事に端を発します。試行錯誤するうちに、使い心地に加え、音響にも良い効果を与えることに我々自身がおどろき、追加のみにとどまらず、全て張り替えても優れた効果をもたらすスプリングを開発することができました。
「スプリングだけでこんなに変わる」「5本張っても使いやすい」この驚きと効果を、多くのギタリストに味わってもらいたいと思います。 |
Tremolo Tone Springs FAQ
 |
説明に4〜5本張ると書かれていますが、どちらが良いのですか?
また、3本じゃだめですか? |
 |
4本より5本の方が音質的には太く感じられるはずですが、好みにもよりますので、試してみて下さい。3本張りは、太い弦でノンフローティングには出来ない可能性がありますが、ギターのスケールやセッティングによっては可能です。ユニットは若干不安定で、太い音質も多少犠牲になりますが、アーミングテンションはやわらかくなりますので、裏ワザ的使い方ですね。スプリングハンガーがボディについてしまっても、セッティング不能なら4本にしてください。それでもアームが硬いとは感じないはずです。 |
 |
私のギターはフロイドローズでフローティングセッティングですが、5本張れるのですか? |
 |
それが可能なのがこのスプリングなのです。安心してご購入下さい。 |
 |
バネをたくさん張るとアームが硬くなるのでは? |
 |
トーンスプリングは、ノーマルスプリングよりしなやかに設計されていますので、現状とほぼ同じか、むしろやわらかく感じるはずです。本数が増すことで安定し、やや抽象的な表現ではありますが、独特のトルク感が出ます。 |
 |
追加スプリングとしての使い方の意味がよくわかりません。 |
 |
音質的な面で言えば、スプリングは種類によって倍音特性が違います。ノーマルスプリングと組み合わせる事で音色のバリエイションが増えるということです。アーミングの機能面で言えば、現状より少しだけ硬くしたい時などに、スプリングハンガーを引くよりもトーンスプリングを追加したほうが使い心地が良い場合が多いです。また実は、増やしたほうがアームタッチがやわらかく感じる事もあり、それについては「スプリングとアームテンションの関係」をお読み下さい。 |
 |
どうしてノンフローティングのトレモロユニットにも効果があるのですか? |
 |
弦がはじかれると、ノンフローティングでもスプリングは弦振動に共鳴し、ボディを介して弦にフィードバックされます。特に弾いた瞬間のアタックにおいてはユニットが振動しやすいため、わかりやすいと思います。 |
 |
ベストなセッティングを教えて下さい。 |
 |
残念ながら、一概には言えません。ギターのスケール、弦のゲージ、チューニングにもよりますし、ヴィンテージトレモロ、フロイドローズ、フローティングの有り無しでも事情が変わってきます。あれこれいじってもギターが壊れることはありませんのでいろいろ試してみて下さい。自信がない場合は、全国有名楽器店か、ESPカスタマーサービスセンターに依頼されることをおすすめします(有料)。 |
 |
バネの残響が大きい気がしますが…。 |
 |
スプリングが鳴って豊かな倍音を出している証拠です。生鳴りは大きく聞こえますが、アンプで大きな音を出したり、ヘッドホンで聞いてもらえば、ノーマルのスプリングと残響音のレベルは変わらないことがわかります。他のスプリングでも同じことが言えますが、ブレイクの多い曲などで残響が演奏上邪魔なときは、ボディとスプリングの間に10mm程度のやわらかいスポンジを挟んで下さい。 |
▲ページトップへ |