水野正敏
水野正敏
ESP AMAZE Mizuno Custom  
   
   
   

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【今までのベースで体験し得なかった2つの特徴】

このベースの特徴の1つは、圧倒的な「音程」の抜けの良さです。「音」抜けではなく「音程」の抜けの良さです。

最初に驚いたのはよどみないハーモニクスの響き方。単音はもとよりダブル・ストップでのハーモニクスでは、まったく揺れのない純正律ハーモニーの美しさには、全てのベーシストは驚くことでしょう。

この音程抜けの良さは、フレーズの細やかな音使いまでを伝えるということに繋がります。これはオーディエンスへの伝わり方よりも、アンサンブルでの共演者や、スタジオやライブハウスでのエンジニアへの伝わり方で顕著に現れます。自分が感じる音よりも、周りの感じる音が変わる・・これは驚くべき現象です。

もう1つの特徴は、5弦を弾いてきた私にハッキリと認識できる「第5弦であるLowB弦の音抜けとバランスのよさ」でしょう。

今までのLowB弦の7フレット以高は、弦の振動が芳しくなく、他4弦と違う音色と弦振動になってフレージングでは使いづらいというのが一般的です。ところが、このベースのLowB弦は全てのフレットでE弦と同じように響くんですね。つまり、初めてLowB弦の可能性を感じるということです。

このESP AMAZE Mizuno Customは他にもいろいろと特徴はあります。例えばフレットレスでの指板が、寒暖差や湿気差でもまったく反らないことや、ジャズベースタイプの音色を最大限にまで出したボディーとピックアップとの配置関係、またダイレクトに伝えるべくトーンコントロールのバイパス・スイッチ等々・・

様々なアイデアと技術を集約したESP AMAZE Mizuno Custom。これらの全てが、音程抜けとLowB弦のバランスの良さに現れているというのも、いままでのベーシストが欲していた5弦フレットレスへの「ESPの答え」かも知れません。

ESP AMAZE Mizuno Custom
ESP AMAZE Mizuno Custom

BODY: Alder (Thickness 42mm)
NECK: Hard Maple
FINGERBOARD: Rosewood, 24Frets (Fretless)
TUNER: HIPSHOT Ultralite® HB6Y 1/2
SCALE: 864mm
JOINT: Bolt-on (4 Bolt Plate & 2 Bolt Neck Attachment Ferrules)
PICKUPS: (neck) Bartolini 9S
(bridge) Bartolini 9L
BRIDGE: Narrow Pitch Custom Bass Bridge
CONTROL: Neck Volume, Bridge Volume, Master Tone, Tone Select Mini Switch
COLOR: Italian Red

弦ピッチの狭いブリッジを搭載しているので、指板エンド幅が66mmと通常の4弦ベースと同程度になっています。ピックアップはベーシストに愛用者が多いBartolini製で、4弦用の9 L/Sが搭載されています。

本来フレットがある個所に、目印のラインが入れられています。フレットレスの場合、押さえる位置がライン上になるため、ポジションマークはラインの延長線上に入れられています。素材は蓄光素材のLuminlay。

ボディに深く入り込んだネックは、通常のネックセットレートと、ブッシュを併用した6本の木ネジでボディに強固に固定されています。

ストラップを付けて構えた時に適切な位置に来るように計算されて取り付けられたストラップピン。適切な位置に取り付けられたストラップピンは演奏中のストレスを軽減させてくれます。

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